ハードディスクを取り出した場合は順番を間違えないように!
リビルド作業が完了されたとしても再構成された情報が100%安心できる状態だとは言えません。 ハードディスクを交換した後にも問題が解決されないことがあります。他のディスクエラー、RAIDコントローラーのエラーなどがその原因です。
症状内容
推測される原因としては
突然ファイル、フォルダが見えなくなったり、アクセスできなくなる場合があります。その原因としては、ハードディスクに発生した不良セクタ、パーテーション情報の損傷などが考えられます。
この場合、スキャンディスクなどユーティリティソフトを実行してしまいますと、それが原因でデータに致命的な損傷を与えることがありますので、注意が必要です。
RAIDコントローラーが故障すると、構成されているドライブが見られなくなります。コンフィグレーション(configuration)情報が確認できるBIOSセットアップモードから、ハードディスクが認識されているかどうか、ボリュームが正常なのかどうかを確認することができますので、コントローラーにエラーが発生しているかどうかがわかります。
RAID情報が出てこなかったり、BIOSセットアップモードに入れない場合は、コントローラー損傷を可能性が大きいです。
テラステーション(TeraStation)、リンクステーション(LinkStation)などのNASを使っていると、ネットワーク上のフォルダが突然消えてしまったり、アクセスができなくなる場合があります。ファイルシステムの破損やRAID崩壊、ディスクの不良セクタなどが原因です。
NASの一般PCは、OSとファイルシステムが異なっていて、データの修復には技術と経験が必要となります。データ障害が起きましたら、安全な方法で電源を切り、DATARCにご相談ください。
正常に動作していたRAIDの設定が崩壊してしまい、BIOSではハードディスクを認識しているのですが、ボリュームが表示されなくなる場合があります。
このような場合は、Emulation作業を行いRAIDの構成情報を復元しデータの修復を行います。