カチカチ異音がするハドディスクは、物理障害の可能性あり
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ハードディスクからカチカチと異音がする |
ハードディスクから異音の原因には、ハードディスク中を構成する、磁気ヘッド(Head)の不良やスピンドルモーターの不具合、基盤の破損がなどが原因で、非正常な回転による音です。
異音が発生したら、すぐに電源を切ることが重要です。電源のオン・オフの繰り返しなどは深刻な物理障害につながります。
ヘット故障によってフラッター(データ保存されるディスク)に傷がつけられたら、データ復旧は難しくなりますのでご注意が必要です。まずはご相談ください。
データの読み書きするハードディスクの磁気ヘッドは、幅0.2mm以下で、非常に小さなものです。磁気ディスクは超高速で回転しているため、磁気ヘッドがディスクに接触してしまうと、傷が付けられてしまいます。
それを防ぐために、ハードディスクに電源が入ると高速回転によって、ディスク表面と磁気ヘッドの間に強い空気の流れを作ります。磁気ヘッドはこの気流によって生じる圧力で、プラッタの表面からごくわずか20nm以下(1nmは10億分の1m、髪の毛の約4000分の一)という狭いすき間を保ちながら磁気信号をディスクに記録しています。
磁気ヘッドをジャンボジェット機に想定すると、地面の0.6mm上を飛ぶことに相当します。これほどハードディスクは繊細で精密な機器の為、特に電源が入っているときに小さな衝撃でもデータ復旧ができないほどの深刻な障害が起きる可能性があります。
※注意事項
ハードディスクから異音がする場合、直ちに電源をお切りください。電源を入れ続けますと二次被害が生じる可能性が高くなります。